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【呼びかけ文】生活破壊と戦争を許さない!人らしく生きるために6・10集会

 「人らしく生きたい」。本当は当たり前のはずのこのことが、今の時代には、私たち働く者にとってあまりにも切実な問題となっています。
 グローバル化の進行は、一握りの大企業に莫大な利益をもたらす一方で、世界の大多数の労働者・民衆の生活をこれまで以上に苦しいものにしてきました。加えて、イラク戦争が「石油のための戦争」であったように、資源を略奪し、世界を支配しようとする米国などの大国の利害のために、多くの民衆が犠牲にさらされています。
 日本でも、小泉政権による「構造改革」は、失業・リストラ、非正規雇用化、労働法制の改悪、さらには医療保険や年金など社会保障制度の改悪など、働く者に一方的に犠牲をしわ寄せしています。権利を奪い、私たちの生活を破壊するこのような動きと一体に、政府は自衛隊のイラク派兵や有事法制・憲法改悪など「戦争のできる国」への転換を急いでいます。

 「人らしく生きたい」。誰もがもっているこの切実な願いは、この時代にあっては、働く仲間が団結し、共にたたかうことを通してしか、実現することはできません。むきだしの「市場原理」にもとづく弱肉強食の社会、そして「戦争のできる国」へと日本を変貌させようとする政府や独占資本の動きを押しとどめるための運動を共にひろげていきましょう。

 戦争とグローバリゼーションに対抗する民衆の行動は、国境を越えて広がっています。そこにこそ民衆の未来のための展望があります。私たちもまた、世界各地の民衆とともに、労働と生活の現場から、政府・独占資本の動きに対する共同の反撃をつくりあげていきこうではありませんか。すべての者が人らしく生きることができる新しい社会のために。

  生活破壊と戦争をゆるさない!人らしく生きるために6・10集会実行委
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