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地方自治部会 総括&方針(案)

地方自治部会 総括&方針
山本崇記

2003年―2004年 総括(案)

 地方自治部会は2003年6月に結成されました。その後、同年7月に二宮厚美さんと佐々木雅幸さんをお呼びした講演会、8月には京都の商店街フィールドワークと学習会を行い、その活動の成果を冊子『もうひとつの京都は可能だ』にまとめ発刊しました。7月の講演会でテーマとなった「創造都市」の可能性を京都で追求するため、12月にATTAC京都主催で行われた「〈創造都市化〉計画」に、地方自治部会としても積極的に関わり、同月には『もうひとつの京都は可能だ』第2号を発刊(特集は、京都市長選挙とスローライフ)。さらに、2004年2月8日に予定されていた京都市長選挙にコミットするため市長候補への公開質問状作りに積極的に関わり(1月)、世論喚起に務めました。また、他の市民グループと定住外国人の地方参政権に関する催しもこの時期に行い、2月にはATTAC京都例会(「京都のNPO事情」)、4月にはATTAC関西例会で部会としての報告を行っています(「市長選挙」「地方自治部会の取り組み」)。最近では(6月)、「京都社会フォーラム」を特集した『もうひとつの京都は可能だ』第3号を発刊しました。

 部会の構成としては主に2人から3人で動き、他の部会とも連携を取りながら取り組みを進めてきました。京都のローカルな課題にコミットして、運動体を繋いでいくことを目指した1年であり、現場調査、報告冊子、学習会、運動体の連携など多彩な活動に取り組めたと思います。冊子も行政の方も含めて全国から購入希望が来るなど、京都を越える運動の拡がりもあったと思います。
 課題としては部会としての宣伝活動や構成員を増やす努力をしなかったため、部会立ち上げメンバーのみの活動に偏る或いは終始する活動になってしまったことが挙げられます。
 
2004年―2005年 方針(案)
 
 無事1年を迎えた地方自治部会としては、これまでの活動をより深みのあるものにするため、冊子作りの継続や現場調査・政策力量の高度化なども図っていきたいと思います。さらに、京都という独特の政治史・社会史が刻まれた都市を歴史的にしっかりと研究しておく必要もあるかと思っています。冊子の水準はまだまだ活動報告・エッセイ・論考レベルに留まっており、現場の活動をしている人や生活者には響くものになっていないと思います。
 また、合併問題や分権改革などで揺れる地方自治に関心を持っている人たちは多いと思うので、部会の活動を今以上にアピールし、部会の活動を充実化することの出来る人材も確保していきたいと思っています。当面は、「京都社会フォーラム」に最大限のコミットメントを図っていければと考えています。
 扱うテーマとしては、今後も京都ローカルなもので行くつもりなのですが、その中でも特に「労働」に関わる事象にコミットしていければと考えています。京都の雇用、企業経営、最低賃金、労働運動などなどです。次号の『もうひとつの京都は可能だ』は10月頃の発行を予定していますが、手始めに冊子で特集を組めるよう情報収集に励みたいと思っています。また、労働関係で活動する様々な社会団体ともネットワークを形成していき、ATTAC京都としても何かしらの活動ができるようなところまで持っていくことに寄与でれきばとも考えています。

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