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環境部会総括・方針文



山沖です。
環境部会の総括・方針案を出します。
よろしくお願いします。
(最終更新:04/08/29)
環境部会総括・方針文
文責:山沖直樹

 環境部会の昨年度の方針としては、
 ・他の部会に「環境」の視点を持ち込んでいく
 ・フィールドワークなどを通じて、自然と触れ合う機会を作る
の、2点を挙げていたが、実際にはほとんどまともな活動を行うことが出来なかった。

 その最大の原因としては、環境部会の責任者である山沖がほとんど環境部会の活動に取り組むことが出来なかったことが挙げられる。しかし、そうはいっても、11月の学園祭におけるスローフードカフェ、12月の創造都市企画など、環境部会として活動しうるチャンスが十分にあった。そこで何も出来なかったのには、「環境問題」そのものに対する姿勢、軸となる考えが不明確だったからではないかと思う。現在、「環境」に関係しない社会問題は皆無といっても過言ではない。そのため、ただ「環境問題」といってもその間口はあまりに広く漠然としている。この重要だけれどもつかみ所のない問題にATTACが取り組もうというのなら、まずATTAC特有の視点や運動に対する姿勢から考えるべきであった。

 ATTACは、新自由主義的なグローバリゼーションによって市民による民主的な空間が奪われていくことを問題としている。そしてそれに対しては、市民のネットワークによって対抗していくしかないと考えている。それは京都でも同様で、新自由主義的グローバリゼーションひいては市場万能主義的経済改革に対しては、常に批判の目をもちつつ、そこから生まれる様々な問題に対しては、それに対抗する個人や団体を繋げ、ネットワークとすることを主な活動としてきた。ATTAC京都が「環境問題」に取り組む時も、この視点、この姿勢が基礎となろう。

 そこから、今年度の方針としては、
 1)昨年から引き続き、他部会の活動の中で、意識して環境の視点を打ち出していく
とともに、
 2)京都市内の環境団体などとの交流を築き、そこにATTAC特有の視点を持ち込む

 すなわち、どうしても「環境」だけに収斂されがちな「環境問題」の分野にそれ以外の視点を持ち込み、京都において分野を越えたネットワークを築く努力をする。具体的には、東アジアの「緑の党」や環境NGOの会議が来年2月に京都で予定されているので、それらの団体にKSFを位置付けてもらえるよう働きかけることからはじめたいと思う。

 3)その時々で、緊急性のある問題に対しては積極的に発言していく

 例えば、今現在で言えば原発の問題等であろう。具体的に行動していくことが、色々な考えを吸収し、新たなつながりを作るきっかけにもなろう。
 このようなことからはじめ、徐々に「環境部会」の取るべき方向性を探っていきたいと思う。

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