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通貨取引税部会――総括と方針(案)


(04/08/27/09:03)
鈴木です。
ATTAC首都圏の秋本さんから、
通貨取引税の取り組みを進める上で重要な連絡がありました。

ATTACフィンランドの設立メンバーの1人で、NIGD(グローバルな民主主義のためのネットワーク協会)のメンバーでもあるミカエル・ブックさんが、通貨取引税のキャンペーンのために来日し、京都と東京に滞在する(つれあいのレーナ・クルーンさん(作家)が文化交流プログラムで招待されたので、同行することになった)そうで、京都と東京で、通貨取引税にかんする集会をしたいという提案です(希望は11月4日京都、11月8日東京)。
これは素晴らしい話だと思います。
KSFの場でも何とか通貨取引税をテーマにした分科会を
と考えていたところなので、
ぜひKSFプレ企画として成功させたいと思います。
このことをふまえて、方針案を修正しました。
ご検討ください。
通貨取引税部会――総括と方針(案)
鈴木宏介

《総括》

 通貨取引税部会では、リーフレットと署名用紙の作成をおこないました。リーフレットについては、ATTAC京都の企画での配布資料のなかに基本的には常に含まれるという形で活用されており、ATTAC(=市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション)がそもそも何をめざす組織であるのかを示すことに役立っています。その意味で、通貨取引税部会として最低限の役割を果たすことができたといえます。

 しかし、ATTACの活動の要として求められる水準からすれば、極めて不十分でした。具体的な取り組みの面でいえば、署名集めはすすまず、計画していた国際金融についての連続学習会は一度も開けませんでした。理念的な面でいえば、通貨取引税の実現の意義を他の具体的諸課題とのつながりにおいて提示する努力が欠けていました。根本的には、部会のメンバーが増えなかったことがこれらの制約につながったといえます。

《今後の方針》

(1)通貨取引税の知名度をあげるために

 通貨取引税の構想は日本ではまだまだ知られていません。通貨取引税の知名度をあげるために、ATTAC-JAPAN(首都圏)やATTAC関西とも協力しながら、以下のことに取り組みます。

●明確なコンセプトの打ち出し
 「経済のルールを市民の力で決める」といったキャッチコピーで、「もうひとつの世界」実現の第一歩としての意義を明確に打ち出します。また「税金はお金のあるところから」として、大企業・高額所得者への負担軽減という新由主義の流れに抗する理念を明確にします。この線で、フライヤーなどわかりやすい宣伝物の作成に取り組みます。

●通貨取引税を知らせるための連続的な企画を
 2004年11月、ATTACフィンランドの設立メンバーの1人であるミカエル・ブックさんが、通貨取引税のキャンペーンのために来日します。このことをうけて、11月4日(木)に、ミカエル・ブックさんをむかえて、通貨取引税を知らせる何らかのイベントを行います。また、京都社会フォーラムにおいては、首都圏、関西のATTACと協力して、通貨取引税をテーマにした分科会を行います。その後も、部会独自に通貨取引税そのものや国際金融のしくみなどをテーマに学習会を企画します。

(2)通貨取引税の実現に向けて

 通貨取引税を広く知らせるための取り組みを前提に、具体的に導入の機運を高めるため、以下のことに取り組みます。

●署名の取り組み
 日本の国会において通貨取引税の導入を検討することをもとめる署名を、来年の総会までに5000筆を集めることを目標にして、取り組みます。11月4日のミカエル・ブックさんをむかえてのイベント、京都社会フォーラムの分科会をつうじて、積極的に呼びかけます。

●政党・議員へのはたらきかけ
 京都選出の国会議員への公開質問状などを通じて、政党や議員へのはたらきかけをおこないます。

(3)部会メンバーの拡充

 以上の活動をしっかりやりとげるために、部会メンバーの拡充に積極的に取り組みます。ATTAC京都の会員のなかから部会メンバーを募集するとともに、おもに経済学部その他の学生をターゲットにして、「急募! 国際金融に詳しい人/国際金融に興味のある人」として、部会として直接にメンバーの募集をおこないます。具体的には、京都市内の各大学内へのポスターの張り出しなどを行います。


(04/08/21/08:48)
通貨取引税部会――総括と方針(案)

《総括》

 通貨取引税部会では、リーフレットと署名用紙の作成をおこないました。リーフレットについては、ATTAC京都の企画での配布資料のなかに基本的には常に含まれるという形で活用されており、ATTAC(=市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション)がそもそも何をめざす組織であるのかを示すことに役立っています。その意味で、通貨取引税部会として最低限の役割を果たすことができたといえます。
 しかし、ATTACの活動の要として求められる水準からすれば、極めて不十分でした。具体的な取り組みの面でいえば、署名集めはすすまず、計画していた国際金融についての連続学習会は一度も開けませんでした。理念的な面でいえば、通貨取引税の実現の意義を他の具体的諸課題とのつながりにおいて提示する努力が欠けていました。根本的には、部会のメンバーが増えなかったことがこれらの制約につながったといえます。

《今後の方針》

●部会メンバーの拡充
 ATTAC京都の会員のなかから部会メンバーを募集するとともに、おもに経済学部その他の学生をターゲットにして、「急募! 国際金融に詳しい人/国際金融に興味のある人」として、部会として直接にメンバーの募集をおこないます。具体的には、京都市内の各大学内へのポスターの張り出しなどを行います。

●明確なコンセプトの打ち出し
 「経済のルールを市民の力で決める」といったキャッチコピーで、「もうひとつの世界」実現の第一歩としての意義を明確に打ち出します。また「税金はお金のあるところから」として、大企業・高額所得者への負担軽減という新由主義の流れに抗する理念を明確にします。この線で、フライヤーなどわかりやすい宣伝物の作成に取り組みます。

●京都社会フォーラムで何らかの企画を
 部会独自に通貨取引税そのものや国際金融のしくみなどをテーマに学習会を企画し、京都社会フォーラムで通貨取引税を取り上げた何らかの企画をおこなうことをめざします。

●署名の取り組み
 来年の総会までに5000筆を集めることを目標にして取り組みます。

●政党・議員へのはたらきかけ
 京都選出の国会議員への公開質問状などを通じて、政党や議員へのはたらきかけをおこないます。

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