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総括案・方針案に対する修正意見

(04/08/22/21:30)
総括案・方針案に対する修正意見


鈴木です。

> 事務局の山沖です。
> 以下に、2003年度総括・方針案を提案させていただきます。
> ご検討よろしくお願いします。


以下、ちょっと気になったところを書いてみますのでご検討ください。

> ATTACは、そのヴィジョンとして‘another world is possible’(「もう一つの世界は可能だ」)を掲げています。これは、‘no alternative’(「他に選択肢はない」)の言葉のもとに超国家的資本の利益のみを追求し、民主的空間を破壊しようとしている新自由主義的改革の担い手達に対抗するものです。

この前の運営委員会では、‘no alternative’の前に、‘There is’をつけた方が良いのでは、という話になっていたと思います。

> 12月に職と街づくりをメインテーマに行ったシンポジウムカフェ、『京都(創造都市)化計画』(通称『創造都市企画』)などは、

「街づくり」よりも「まちづくり」のほうが良いですね。

> まだまだこれからではありますが、トービン税やWTOといった世界的テーマの問題と、まちづくりや食、平和、労働といった身近な問題とが、活動の中ではっきりとリンクし始めています。

「はっきりと」とまではいえないかな、と思います。
この一文はまるまる削ってもよいのではないかと思います。

> その一方で、個々具体的な活動に目を移すと、より分散型、ネットワーク型の様相を呈し始めています。

ここは「評価すべき点」の中でのことですので、「その一方で」は削ってもいいのではないかと思います。

> また、前回の京都市長選挙では、公開質問状や、各自のマニフェストに対して批判・提言を行うなど、ATTACとしての立場から、積極的なかかわりを持ちました。この経験は、ATTACというNGOと、地方自治体ひいては政治そのものとのかかわりを考える上での貴重なテストケースになったといえましょう。

ここは、具体的に以下のように書き変えてはどうかと思います。

また、2004年2月に行われた市長選挙では、ATTACとして特定の候補者を支援しないという立場を明確にしつつ、グローバリゼーションが京都に様々な影響をもたらしている現実を直視し、「もうひとつの京都」の実現をめざすという基本姿勢をあきらかにしました。そのような基本姿勢から、各立候補者に対して公開質問状を送り、各候補者の政策を明らかにするという形で、積極的に選挙に関わりました。この経験は、ATTACというNGOと、地方自治体ひいては政治そのものとのかかわりを考える上での貴重なテストケースになったといえましょう。

> 特筆すべきは、これらの活動はATTAC京都全体としてではなく、各部会、各グループ内で企画立案され、個々に進められた活動であるということです。個々に挙げた比較的大きな企画だけではなく、小さな学習会や行動が様々なレベルでも行われています。繰り返しになりますが、それぞれの興味関心の分野における活動が、ATTACのネットワークの中で行われ、共有されていくスタイルが少しずつ形になってきているのではないでしょうか。

「形になってきている」とまでは言えないのではないかと…。
活動は多彩になったが、「共有されていくスタイル」が未確立である、というところが最大の反省点かと思うので、ここは、活動が多彩になったという程度の記述でとどめておいたほうがよいのではないかと思います。

> 来年度の方針
> 〔活動面〕
> ・KSFを積極的に位置づけ、その成功のために全力を尽くす
> ・KSF終了後には、その成果を確実に継続させていく


基本的にこのとおりだと思うのですが、
世界社会フォーラムやWTO閣僚会議など世界的な課題や、
首都圏や関西のATTACなどとの連携なども
一般的な記述でよいので何か一言でも
言及した方がよいのでは、と思います。
具体的にこう書いたら、という提案があるわけではないのですが…。
すいません。

とりあえず以上です。
また気がついたら投稿します。
(04/08/20)
<総括&方針>
by 桑山真恵



先日、運営委員会に提出した文書です。MLに流します。
山沖くんが出してくれた物を抜粋してそれに沿って書きます。
全体の感想としては前向きでよいと思います。細かくはきちんと把握して課題を明らかにしていくべきでしょう〜
内容的に少しかぶっている部分もありますが御了承ください。
反省点、方針はほぼいいと思います。


<総括>

>ATTAC京都2003年度総括・方針案

>〔理念〕
> ATTACは、そのヴィジョンとして‘another world is possible’(「もう一つの世界は可能だ」)を掲げています。これは、‘no alternative’(「他に選択肢はない」)の言葉のもとに超国家的資本の利益のみを追求し、民主的空間を破壊しようとしている新自由主義的改革の担い手達に対抗するものです。

> ATTAC京都は、そのような「もう一つの世界」の実現のために、京都を中心に、多種多様な市民の力を結合させていくことを目指しています。そのために、様々な市民活動に関わり、その中で具体的な問題提起や行動提起を行なうなどの活動をしてきました。
>〔昨年度の総括〕


課題:
市民運動に関わる事は大切だけど、いろいろな組織の共通点を見出すためのパイプ役という立場を確立し、アタックを情報の共有などに役立ててもらうようにしてはどうでしょうか?そして、イデオロギーを乗り越えた「一致点」の認識を広めていくためにイニシアチブを発揮していくべきだと思います。

対策:
共同企画の開催以外に、定期的に各グループと懇談会などを行い情報交換をする。
そういう中で京都社会フォーラムをそれぞれの年間計画に組み込んでもらえるような流れが作れると思います。

>○評価できる点
> 昨年度は、ATTAC京都結成2年目ということもあり、他団体主導の取り組みへの参加だけではなく、ATTAC京都が独自の意義と目的を持って行った活動が目立った。特に、9月のWTO閣僚会議(カンクン)にあわせて行ったグローバル・ピース・マーチ、12月に職と街づくりをメインテーマに行ったシンポジウムカフェ、『京都(創造都市)化計画』(通称『創造都市企画』)などは、規模こそ前年度のジョゼ・ボベやバンダナ・シヴァの企画とは比べようもないが、ATTAC京都自身が企画立案し、実現させた点で大きな意義がある。
> またテーマとしても、これらの企画を通じて、グローバリゼーションと個々の地域の問題とを結び付けようという姿勢が徐々に明確な形をとり始めており、その姿勢は、3月のWSF報告会を経て、今年12月に予定されている『京都社会フォーラム』につながっている。その意味で、トービン税やWTOといった世界の問題と、街づくりや食、平和、労働といった身近な問題とがATTAC京都の活動の中ではっきりとリンクし始めた年であったとも言える。

課題:
各企画に参加または関わってくれた組織やグループ、個人との恒常的な繋がりは作れきれておらず、アタック京都への理解がまちまちである。接触するたびに「アタックはよくわからない」と言われる。アタック運動の理解に関して市民運運動家と専門家や学者との温度差が感じられる。

対策:
まずは市民運動家や個人へアタックのネットワーク組織としての役割をもっと理解してもらい、企画以外の恒常的な繋がり(例えば、例会への定期的参加を呼びかけるなど)を作っていくために働きかける。上の対策ともかぶる。

>食と農といった分野でもまた、大きな成果が上がっている。活動としては、11月に立命、京大での学園祭に出展したスローフードカフェが大好評を得た事、および先ほど述べた『創造都市企画』の開催が大きい。有機農や食の安全を、健康や美食からではなく、国際貿易や産業・環境といったより社会的側面からアピールしたことが多くの人に強い印象を与えたらしく、マスコミや他団体の中には、ATTAC京都といえば「食(スローフード)」と考えているところも多い。また、5月の「吉田太郎氏講演会」でも実行したように、「食と農」関連の企画では、実際に料理し食事をするというスタイルも定着しつつある。

課題:
企画としては成功したといえるが、問題は食&農関連グループが積極的に関わっているわけではないという点。都風土ネットがパイプ役となり「食」をある程度イベント内でアピールはできたものの、都風土ネットがパイプ役であるという認識すら各組織でなされているわけではなく、上で述べたのと同様に、まだまだアタックを意識的に認識した繋がりはできていないと言える。

KSFの呼びかけを持っていくつかグループを回ってみたが、「何がしたいかはっきりしない」というシビアな反応が多った。(団体回り結果報告は別にします。)ただ、これからの運動は連帯を作ってかないといけないという認識は一致しており、そのためにアタック京都が機関として存在価値があるというふうな認識は、こちらが意識的にアピールしないかぎりありえない。

対策:
まず、私はアタック京都の機関(ネットワーク組織)として存在価値をかかげるべきだと考えてします。そのため、かかげるかどうか、そのために何が必要か、会員内で一からしっかり議論をすることを提案します。
その上で、きちっとしたビジョンを持ち、積極的なアピール方法を見出し、既存の運動を尊重したうえでの連帯への道を模索すべきイニシアチブを発揮してきくべきだと思います。以前から課題にしてましたが、事務局、会員内の意志疎通を今一度確認すべきだと思います。

★アイディアの一つとして、今後つながりが増えていく中で情報を共有する場としてアタックのML(a-world-possible)の利用を提案してはでうでしょうか?
このMLはすでに会員、非会員が情報交換に共有しているものだと理解していますが、その前提での提案です。

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